圓光寺の紹介


圓光寺は応仁年間(1467-1469年)蓮如上人が創建した寺院である。当初は堺にあった。その後永禄年間(1558-1570年)に大坂の天満へ移転した。さらに過書町、今橋、1666年に南本町(現在の中央区船場中央1丁目)と大坂三郷中を移転した。さらに1968年(昭和43年)に都市計画路線にかかるため現在の天王寺区玉造の地に寺院を移した。

蓮如上人は圓光寺を訪れて蓮如上人自身の画像を下付している。蓮如の代において画像の下付を受けるということから圓光寺は蓮如と深い因縁を持つ寺院である。この画像は現在も圓光寺に伝来している。また大坂の陣後、大坂の復興期にあって、東派の大阪御坊、すなわち難波別院で重要な役割を果たした祐源という僧が住職を務めた寺院である。

圓光寺は第2次世界大戦における大阪大空襲(1945年)により本堂を焼失しました。土蔵は焼失をまぬがれましたので、蔵に移し安置していたご本尊である阿弥陀如来立像は残りました。現在は平成14年度大阪市指定文化財(圓光寺真宗関連資料18点)になっていますご本尊のもとで創建より600年の法灯をつないでおります。(さらに令和3年度大阪市指定文化財、圓光寺真宗関連資料28点