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食とお寺

マイナス金利で分かるように今の経済理論は破綻している。今の資本主義経済自体が数百年前から始まったもので、今の金融緩和でお金が有り余って行き所がなく株価が上がっている見せかけのバブル。これがあと数年で終わると思われる。

 

お金は経済の血液であり、しかしお金自体には価値はなく価値貯蔵機能として優れている。本当の価値とは、その人それぞれの個性でその人しかできないことや、山や川、雑草や河原の石にも固有の価値があり、それは地球の共有財産。お金は食べられない。

 

自然の土地というのは私たちが思っているよりずっと価値があるのではないか。それは私たちが生活できるように食べ物を与えてくれて、生き物と共に生きていける。狭いといわれる土地も共生の自然環境が整えば思った以上の食料を養ってくれるだろう。

 

そのためには私たちの意識の転換が必要で、コロナ以降、価値転換した人が増えてきているように感じる。そういう人が集まり、それぞれの能力を生かしみんなで分け合う場にお寺がなれる。 先祖供養というのでなく、このようなあり方の寺もあってもいいと思う。

 

「弥陀仏は自然(じねん)のやうを知らせんれうなり」親鸞が86歳の言葉です。

 

これは宇宙意識、宇宙の真理を語ったものでシンプルな親鸞の思いだと理解しています。教祖としての親鸞ではなく、どこまでも平等ないのちへのの思い。皆が平等に天、神、創造主、仏、宇宙真理と言葉はどうでもよく、それぞれがつながっている。

これからはそれぞれがつながっていることが思い出されてくる時代に入っていくように思う。