· 

パーマカルチャーとお寺

パーマカルチャーとは聞きなれない言葉ですよね。

 

パーマネント(永久の、永続する)+アグリカルチャー(農業)+カルチャー(文化)を組み合わせたものです。日本では自然農法はよく聞きます。都会でもできる家庭菜園をもっと工夫したようなもので私たちが知らない新しいアイデアがあります。雑草を移動式ゲージの中の鶏に食べて糞をしてもらうようなアイデアです。都会では鳴き声が厳しいですが。楽しそうです。朝採り卵食べられたりワクワクしますね。

 

工夫次第で、できないと思っていることもできるのではないかと思うのです。たい肥の入った袋は固いですね。あれに土を入れれば根菜類も出来ます。ヨーロッパの街は街角や庭に立体的に植物を植えているのをよく見ます。都会はあんなイメージです。最近は異常気象で食べ物に関心を持ち、農業に興味を持つ人が増えています。

 

プランター栽培が初めはやりやすいです。でも都会はマンションやら家もコンクリートで土をいじる場所や片づけが大変だったりとあるように思います。昔よく道にブルーシートひいて土を殺菌している人いましたよね。考えるだけで大変そうです。そのあたりを解決できればやりたい人は多いのではないかと。

 

圓光寺には寺のイメージの庭園と呼べるものないけど40年以上農薬もかけていない農園風の庭園はあります。ここで作物を作ったり土も作りそのあと家でプランター、ボックスで野菜を栽培してまた土に戻す。このサイクルをうまく回せば都会でも自然にも人にも優しい食文化ができるのではと最近思っています

 

寺報で通貨制度のことを書いたりしてきました。リーマンショックで今までの通貨制度を維持させました。これから数年後にはウイーン会議、イングランド銀行設立からの現行金融システムのリセット。新通貨システムへの移行が行われると思われます。その変わり目はソフトランディングできるかハードになるかわかりません。

 

時代の変わり目は歴史的にも天災事変が起こっています。恐れるのではなく最悪の事態を想定し対策をとって乗り切れば、新しい時代はこれまでのピラミッド構造がくずれると思われます。この中には宗教も大いにかかわってきます。600年以上前、圓光寺は真宗道場からはじまりました。上下関係ピラミッド構造でなくマンダラ的な横のつながりが新しい時代です。

 

お寺も新しい価値観の時代に向け、パーマカルチャー的な生き方を軸に社会貢献することも役割ではないかと感じます。